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みんなの「社会のこと」ブログ


8.「ショートステイの問題」

2008/12/12 12:15
国は、しきりに在宅介護を謳う。
病院の長期入院者を在宅介護へ導くために、
介護保険も創設した。

確かに、介護保険前に比べ、
在宅介護をするためのサービスは、
格段に進歩した。

特に、通所系サービスや、訪問系のサービスの充実、
それに、各家庭の介護の相談役として、
介護支援専門員(ケアマネージャー)が配備されたのは、
介護保険が果たした大きな役割といえるだろう。

これらのサービス利用も、多少の変更等が行われて、
問題はあるものの、在宅介護を支援するという意味では、
全体的な流れは、概ね良好ともいえる。

しかし、ことショートステイについて言えば、
その整備は、遅れていると思われる。


ショートステイの意義は、
在宅介護を支援するサービスの緊急避難的なところである。
これは、介護をする家族の強力な精神的サポートとなる。

家族の急用、息抜き、エネルギー補充など、
その役割は大きい。

今まで、施設サービスを拒んできた家族ほど、
在宅での介護を一生懸命に行い、
心身の限界まで頑張ってしまう傾向がある。

そういう、頑張る家族ほど、最終的には
施設入所を余儀なくされる場合が、多々ある。

これらの、介護燃え尽き症候群を防ぐために、
ショートステイは、かなり大きな役割をする。

家族が介護疲れをしたときには、
「いつでも、施設が代わりに面倒見ます」
その安心感と、休養が、
また在宅介護を続ける意欲へと繋がるのだ。

しかし、ショートステイの現状はどうだろう?
国は、施設に対し、空きベッドを利用した
ショートステイの対応で良しとしている。


施設も馬鹿じゃないから、無駄に空きベッドを作らない。
とすると、誰かが入院でもしないと空きベッドが無い。

そんな状況では、
在宅介護を続けているご家族の希望通りに、
いつでも施設がショートを受け入れる体制が取れない。

ケアマネージャーも、いくつも施設に連絡をとり、
やっと空いているベッドを探し出す。
そして、利用前に、情報提供書を準備し、
担当者会議を行なう。

次利用しようと思ったら、今度はまた別の施設となり、
また、初めから、情報提供書を準備し、
担当者会議を行なう。

こんな、調子では、結局家族の休息どころか、
ショートステイを利用したいと思った時点で、
ストレスを感じてしまう。

国は、本気で、在宅介護を支援しようと思うなら、
入所とは別に、ショートステイのベッド枠を、
各施設に義務付けるべきだと思う。

ショートステイがままならないために、
施設退所を拒む家族が実際に多数いる。

ショートステイが、在宅介護を強力にサポートしてくれるなら、
在宅介護を考える家族も増えることだと思う。

施設によっては、別枠でショートステイのベッドを
手配している場合もあるが、
国は、それに甘んじて、施設任せにしてはいけない。

すべてを、自己責任にするのは、能無し政府のやることだ。

ちゃんと、制度で、在宅介護をサポートすべきである。



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6.「主任ケアマネ研修」

2008/10/11 11:14
先日、主任ケアマネの研修を受けた。
全部で10日間もある研修だ。

その中で、とても興味あったのは、
沖縄大学の福祉文化学科教授の
上地武昭 先生による、
「コミュニティーソーシャルワーカー」についてだった。

浦添市の事例を紹介していたが、
非常に興味深かった。

何が興味深いかと言えば、
一人のコミュニティーソーシャルワーカーによって、
地域の人々が繋がりあい、活性化していくということ。

やがて公開される映画
「降りてゆく生き方」に通じるものがあった。

これは、様々な公的制度が補えない地域のニーズを
地域住民のために、地域住民によって行なわれる
もっとも効果的な方法だと感じた。

聞く所によると、大阪には、
そのコミュニティーソーシャルワーカーが配属されているが、
財政難により、廃止の対象だという。

地域住民にも、我慢して欲しいとの橋元知事の気持ちだろう。
できれば、自分達で、なんとか助け合って欲しいと
知事は思っていると思う。

でもやがて、財政難でいろいろな福祉が削られるなかで、
住民の問題が山積してくる。

「その問題を、住民自身でなんとかしていこう」
と知事をバックアップしてくれるのが、
実は、このコミュニティーソーシャルワーカーの役目でもある。

だから、
知事は、判断を間違っているのかもしれない。
本当は、削ってはいけない職種なのだ。
地域住民の底力を発掘する仕事だから。

これからは、地域住民が、自分たちで住みよい街づくりを
していく時代となる。

とても、重要な役目を担うことになるだろう。
非常に興味のある講義だった。


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